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トレーダーはスポーツ選手と同じ
タイトルにあるように、トレーダーで飯を食べている人というのは、実はプロのスポーツ選手と同じではないかと思い、記事にしてみました。


スポーツと投資は一見すると畑違いですが、
結果がすべて”という意味では同じ括りに入るのかな、と思っています。


いくら過去の実績がある選手でも、”今”活躍できなければ、簡単にリストラされるのがプロスポーツの世界です。


プロ野球やプロサッカーの世界ではそれが顕著ですよね。


活躍できてあたりまえというのがプロの世界では常識。


トレーダー(投資家)も過去稼げたとしても、今後も継続して稼げなければ死活問題なので、スポーツ選手と同様にプロ意識がもとめられるでしょう。


トレーダーでいうところの”試合”は間違いなく”相場”。


一日として同じ展開がないところも、スポーツと共通しているところです。


その勝敗を分けるものは、今までの経験であったり、勝負強さ精神力(体力)知識瞬発力当日の体調イメージトレーニング戦略日々のトレーニングなどなど。


それをすべて併せ持っていたとしても、勝てるとは限らないのがプロの世界です。



トレーダーの試合数はおよそ240日
試合数が多いといわれるプロ野球では1シーズンおよそ140試合。


一方、トレードは株だけを取引すると仮定しても1年間で240日くらい


僕たちはプロ野球選手の2倍近い”試合”を戦っていかなければいけないのです。


そう考えると、投資というのはプロスポーツ選手以上に大変な世界であるといえないでしょうか。


僕はそう思います。


トレーダーは自分で決めないかぎり、オフ(長期休養期間)はありませんので、


つねに1年間戦い続けるだけの体力と精神力も必要になってきます。


生半可な気持ちで240試合をこなそうとすれば、逆に”ケガや故障”につながり、長期離脱(引退)に追い込まれるの原因にもなってしまいます。


だから、僕は毎日あくせく秒単位でトレードするよりも、自分が勝てそうな銘柄が出てくるまで、無理に仕掛けないことを心掛けています。


そのほうが、体力を温存できるし、大きな怪我をするリスクも最小限にできます。


野球でいうなら、ピッチャー(投手)タイプです。


1週間のうち1回登板して、その試合で完投勝利を目指すと。


調子が悪ければ、むりをせずに中継ぎ投手に早めにバトンを渡すようなイメージです。


甲子園に出る高校球児ではありませんし、毎日9イニング投げるピッチャーがいたら、それこそ怪物です。


トレードにおいては(とくに個人投資家の場合)、毎日戦う義務も、そこで必ず利益を上げなければいけないというルールはありませんので、若干、プロスポーツ選手より、選択肢が自由(広く)になるのかな、と思います。



プロトレーダーも副業トレーダーも”準備”が大切
何も準備を行わないまま、相場で勝てるほど甘くはありません。


スキャルピングの技術や才能がもともと備わっているのなら別ですが、スイングや中長期で運用して利益を上げていくには、それ相当の準備が必要になってきます。


銘柄選定世界における政治経済の動き為替変動日本で話題になっているテーマ過去の同じ銘柄の出来高と株価の連動性トレード戦略(勝てるシステム)の構築決算書の読み込み等々、


時間がいくらあっても足りないのが、相場の準備というものです。


その限られた時間のなかで、最大限のパフォーマンスを発揮するのが”プロの仕事”でもあります。


これはプロスポーツの世界も同様でしょう。


勝負に安定的に勝つために、おわりが見えない準備(練習)を延々とくりかえしていかなければならない大変さがあります。


ただ、この準備期間は多ければ多いほど、自分の財産となってきますから、


喜んでやるくらいでなければ、相場で生き残っていくのはむずかしいと思います。


プロスポーツの利点は、対戦相手が見えるということです。


ある程度ライバルの研究ができますが、トレードは同じ銘柄で勝負しているすべての投資家が敵であるといっても過言ではありません。


相手の顔は見えないどころか、その顔ぶれは毎日ころころ変わってきます。


なので、つねに不確定要素がある中で、準備、そして勝負しなければいけません。


そう考えると、投資の世界はプロスポーツ選手より残酷で厳しい世界といえるかもしれませんね。


専業も兼業トレーダーも、日々努力し、自分を高めていかなければ簡単に淘汰されてしまう世界であることを認識していただけるとうれしいです。



※当記事は情報発信が目的であり、投資の勧誘や助言・推奨を行うことは一切ございません。投資には外部環境の悪化やその他の要因により、大きく下落するリスクが常に内在します。いかなる損害も本サイト執筆者は責任を負うことは一切ありません。